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2007年3月13日 (火)

アルコール検知器反応後に路線バス乗務

『栃木県内で路線バスを運行する関東自動車(宇都宮市駅前通り三丁目)の四十代の男性運転手が、アルコール検知器を使った乗務前検査で反応が出たにもかかわらず、職員の制止に従わずに路線バスを運転していたことが十日分かった。同社の事情聴取に対し、運転手は前夜に酒を飲んだことを認めたが「乗務前に服用した整腸剤が原因だと思った」などと説明したという。同社は「運転手を制止できなかったことは問題だった」としている。』と言う記事を見た。


昨年に福岡であった幼児3人死亡事故が飲酒運転であった事をうけて、多くの自治体や企業が飲酒運転に対して策を講じているのだが、プロであるバスの運転手が乗務前検査で反応が出ているのに乗務をさせて、「運転手を制止できなかったことは問題だった」と言うのはどう言う事なのか?アルコール検知器の数値に対して、それが直接的に飲酒からの数値で無くても乗務を控えるのがプロの意識なのでは無いか。「整腸剤が原因」であっても、アルコール検知器を導入してる意味が全く無くなる。


スポーツの世界では「ドーピング」と言う使用してはいけない薬物反応が出ると選手の出場機会の剥奪や記録の抹消、追放処分にまで発展する場合がある。「知らなかった」は通用しない厳しい規定が設けられている。アマチュアの選手であっても同じで、100mの世界記録を作った選手がドーピング違反で記録も抹消され、選手生命も無くなるような重い処分があった。プロの世界だと、先ずはその競技からの追放は勿論の事、罰金や社会的制裁も科せられる事もある。


こんな世界に比べると、このバス会社は本当に甘い。それが公共交通機関として認定されている事が本当に不愉快に思う。消費者は、国の認可を受けた公共交通機関を信用して利用しているのに、そんな消費者をバカにした行為だと思う。飲酒運転を認めない為に乗務前検査をしてるのに、検知器で反応が出れば原因が何であれ乗務を停止しないと、国交省の人間が管理・監督しないといけないような事態になってしまう。会社では抑止が無理だからだ。


こんな情けないニュースを見ると、社会正義やモラルなんてのを破っているのは大人であって、その大人を見て子供は育つのだから、多くの大人の社会正義やモラル向上は急務だと思える。子供が自分の近くで、そんな行為を見れば真似をする。家族で外食をする際に、両親が飲酒をしたら車では帰る事は出来ないのだが、それでも車で帰れば子供は「飲酒運転は良い」と覚えてしまう。勝手な大人の行動で、子供が間違った解釈を覚える事を考えて、大人は責任ある行動をお願いしたい。


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